菊花賞2016の有力馬3頭
サトノダイヤモンド
前走神戸新聞杯の勝ち馬。今年の菊花賞で1番人気の最有力候補と言われている池江厩舎所属の渾身の一頭。クラシックは皐月賞3着、ダービー2着といずれも僅差で敗れている。
未だG1を勝てていない里見オーナー。最近は脱税のニュースで世間を騒がせたばかり。そろそろ良いニュースがほしいところだろう。陣営としては最後の一冠は何としても獲ってクラシック戦で名を残しておきたいに違いない。仕上がりにも相当力を入れてそうだ。
プラス材料&マイナス材料
菊花賞に強い関西馬、ステップの神戸新聞杯も直線でミッキーロケットを差し返すパフォーマンスで完勝、枠番は2枠3番と内目の好枠、鞍上はデビューからずっと手綱を握っている乗り慣れたC.ルメール騎手と、条件は揃いすぎているくらいである。不安要素を強いてあげるなら菊花賞では相性の悪いディープインパクト産駒であることくらいか。
ディーマジェスティ
もう一つの菊花賞ステップであるセントライト記念を制して進めてきた二ノ宮厩舎のディーマジェスティ。こちらは皐月賞を制して見事G1馬に輝いた。続くダービーではサトノダイヤモンドと半馬身差の3着に健闘。能力的にサトノダイヤモンドと一騎打ちになっておかしくない馬。
プラス材料&マイナス材料
サトノダイヤモンドとの直接対決は皐月賞とダービーの全2戦で、着順だけ見れば1戦1敗となっている。デビューは札幌で、その移動以外は全て関東でのレースとなっており、今回が初輸送となる。菊花賞では関東馬の成績が著しく悪く(0-0-2-42)、割引したくなる。ディーマジェスティと同様にこちらもディープインパクト産駒とデータ的には買いづらくなっている。
とは言え前走菊花賞トライアルのセントライト記念では外から捲り横綱相撲の完勝、ダービーも落鉄が無ければ本来こちらがダービー馬になっていたと囁かされていたほどに強い馬だ。鞍上は長距離戦巧者の蛯名騎手で、京都コースに関しても蛯名騎手の手腕には期待できる。
レッドエルディスト
クラシックではダービーに参戦し9着に敗れたが、前走の神戸新聞杯ではミッキーロケットと同様に後ろから良い脚で伸びてきて3着に入着。笹田厩舎の期待の星、レッドエルディストだ。
プラス材料&マイナス材料
サトノダイヤモンド、ディーマジェスティの2頭には正攻法では太刀打ちできず、差があるなという印象は否めないが、全頭が未知の3000mの舞台なら十分チャンスはある。他の神戸新聞杯組のミッキーロケットやカフジプリンスは夏を連戦しており権利獲りの疲れも心配だし、上積みはレッドエルディストの方がありそうだ。4枠7番と2強の2頭を意識して内から入ってきやすい位置も良い。
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