25日にクラシック三冠の最終戦である「第76回菊花賞」が京都で開催された。ダートから華麗に芝替わりを成功させて注目が集まっていたリアファル(C.ルメール)や、皐月賞・日本ダービーでは惜しくもクラシック制覇を逃して初のクラシック制覇に燃えるリアルスティール(福永祐一)に、日本ダービー2着馬のサトノラーゼン(岩田康誠)とそうそうたる面々が揃った今年の菊花賞。
人気上位に注目が集まるクラシック最終戦であったが、淀の3000mを制したのは単勝5番人気のキタサンブラック(北村宏司)であった。名だたる有力馬を抑えて同馬は初のクラシック制覇を挙げた。調教師の清水久詞師は初のG?制覇を達成し、鞍上の北村宏司騎手はデビューから17年目にしてクラシック初制覇、オーナーの”サブちゃん”こと北島三郎氏は馬主歴53年目にして初のG?制覇を成し遂げた。
2枠4番からスタートしたキタサンブラックは5番手の内ラチ沿いを追走。3コーナーでは外から早めに仕掛ける馬を尻目に内で我慢し、最期のコーナーで内側に入って徐々に進出して直線で抜け出した。外から鋭い末脚を伸ばしてきた2番人気のリアルスティールをクビ差しのいでゴールした。リアルスティールのさらに1/2馬身差の3着には1番人気のリアファルが入着した。
着順
1着 4 キタサンブラック(牡3) 57.0kg 北村宏司
2着 11 リアルスティール(牡3) 57.0kg 福永祐一
3着 17 リアファル(牡3) 57.0kg C.ルメール
4着 3 タンタアレグリア(牡3) 57.0kg 蛯名正義
5着 2 サトノラーゼン(牡3) 57.0kg 岩田康誠
6着 5 ベルーフ(牡3) 57.0kg 浜中俊
7着 10 ブライトエンブレム(牡3) 57.0kg 田辺裕信
8着 8 ミュゼエイリアン(牡3) 57.0kg 横山典弘
9着 14 マッサビエル(牡3) 57.0kg 戸崎圭太
10着 15 ジュンツバサ(牡3) 57.0kg 石橋脩
11着 7 スティーグリッツ(牡3) 57.0kg 内田博幸
12着 9 アルバートドック(牡3) 57.0kg 藤岡康太
13着 16 タガノエスプレッソ(牡3) 57.0kg 菱田裕二
14着 12 ワンダーアツレッタ(牡3) 57.0kg M.デムーロ
15着 18 スピリッツミノル(牡3) 57.0kg 酒井学
16着 1 ミコラソン(牡3) 57.0kg 武幸四郎
17着 6 レッドソロモン(牡3) 57.0kg 武豊
18着 13 マサハヤドリーム(牡3) 57.0kg 和田竜二
払い戻し・配当金
単勝
4 1,340円
複勝
4 370円
11 170円
17 160円
枠連
02?06 1,430円
馬単
04→11 9,960円
馬連
04?11 3,870円
ワイド
04?11 1,300円
04?17 1,320円
11?17 430円
三連複
04?11?17 4,640円
三連単
04→11→17 38,880円
レース後はサブちゃん”まつり”熱唱
キタサンブラックの馬主である”サブちゃん”こと北島三郎氏は「(勝ったら)歌うと公約してましたから、歌うよ!」とレース後のインタビューで自身の持ち曲である「まつり」のサビの部分を歌った。
「♪これが競馬のぉ〜、まつりだよぉ〜♪」
と「これが日本のまつりだよ」の歌詞を競馬に替えて、競馬ファンへ向けて歌った。皐月賞(3着)と日本ダービー(14着)ではクラシック制覇を逃して歌えなかった「まつり」を、最期の一冠でようやく歌えることができた。インタビューでは「もう泣きました。涙が出ました。ありがとうございます。」と喜びを語った。
キタサンブラックの次走については現在のところ未定であるが、今回の大きなタイトル獲得は今後の大舞台での活躍の弾みになるだろう。
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